大岡信さん
先月、三島市出身の詩人の大岡信さんが、亡くなった。
日本ペンクラブ会長、1997年文化功労者、2003年文化勲章を受章。三島市、沼津市、両市の名誉市民。
妻で劇作家の深瀬サキさんは、「万葉集の時代から現代まで、日本文化を俯瞰し、これからの文学や言葉がこうあるべきと語れる人だった。」と語る。
大岡信さんの詩で、私の心に刻まれているのは、我々の卒業後に設置された、沼津東高校の図書館前にある歌碑のこの詩だ。
若かりし頃、まさに私は、「しぶきをあげて回転する金の太陽」のような、時代をおくったかもしれない。
平成3(1991)年3月の、除幕式で大岡氏は、「人生は分かりがたく、計りがたい。分からないから努力し、生きていける。
いつまでも分からない人生をいっぱい持っていることはすてきなことだ」と語った。(『沼津東高校百年史』より)
1997年の文化功労者が決まった時、大岡さんは、こんな言葉も残している。
「千年、1500年前の人たちを含めて、私を助けてくれた大勢の力に感謝する」
大岡信さんに、教えてもらった、日本語の美しさを、これからも大切して行こうと思います。
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川口 明彦 税理士事務所(経営革新等支援機関)
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