2009年08月16日

海老沢泰久

作家の海老沢泰久氏がお亡くなりになった。

私は、F1が好きで、アイルトン・セナ、中嶋悟、赤と白のマクラーレン・ホンダの走りに胸をときめかせた。
海老沢氏のF1に関する著書は、F1をよりときめくものとしてくれた。

『F1走る魂』、『F1地上の夢』などは、今でも本棚の手の届く場所に収まっている。
日本人で初めてF1レーサーとなった中嶋悟は、先駆者としてさまざまな苦労を重ねた。
『F1走る魂』を今日手にとってみたら、中嶋悟が初めてF1のスタートグリッドに並んだ時のことを描いている部分に栞がはさまれていた。

「グリッドに着いたとたん、すげえなあと思ったんだよ。長い間夢に見てきたF1だからね。その中にいると思ったら、ひとりでに涙が出てきたんだ。」(146頁)

今でも美しい描写だと思う。
僕は、これからあと何回、こんな場面をむかえる事が出来るだろうか。

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Posted by taxman at 07:16 │books
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