島倉千代子

島倉千代子さんが、亡くなった。

私は、演歌は全く聴かないが、「人生いろいろ」という曲は知っている。

島倉千代子さんは、紅白で派手な衣装を披露する歌手や、俳優まじきの演歌歌手とは、一線を画している。

演歌を聴かない私でも、親近感が持てたということだ。


人生にはいろいろある。

いろいろあることは、整理のつかないこともあるだろう。

それが、人間性の深さになったり、柔らかな心のひだを作ることもあるだろう。


亡くなる3日前まで、自宅リビングで、歌の録音をしていたという。

私が、敬愛するブルース・マンたちと一緒だね。

音楽を歌を、心から愛していたんだね。

演歌歌手というより、ソウル・シンガーだね。


葬儀では、その3日前に録音された新曲「からたち小径（こみち）」とともに、

「できる限りの声で歌いました。人生の最後に素晴らしい時間をありがとうございました」と話す肉声が流れたようです。

最後まで、感謝を忘れない、すばらしい人生を送られましたね。



島倉千代子さんのご冥福をお祈りいたします。